【マニュアル】クアントアナライザー使った分析コード

ツール
この記事は約12分で読めます。

クアントアナライザーの機能の1つ、「What if のフィルター」のマニュアルになります。

「What if のフィルター」は下記より購入頂けます。

以下の目次に沿って必要なフィルターのコード説明部分をご確認の上、クアントアナライザーに取り込んで頂ければと思います。

なお、文字や画像だけでなく動画もご用意しておりますので、初心者の方でも簡単実装ができるようになっております。

動画の解説

テキストや画像で確認されたい方はこちらの動画はスキップして下さい。

①クアントアナライザーを使えば様々な分析が出来る!

★【重要】クアンドアナライザーにフィルターを実装する方法
※フィルターを実装する方法は共通となりますので、必ずこの部分はご確認下さい。

★途中ナンピン分析

★特定の通貨ペアの抽出

★削除方法

を紹介しております。

②クアントアナライザーを使えば様々な分析が出来る!

★五十日(ごとうび)を除外して分析

★指定したポジションの保有時間で抽出

を紹介しております。

クアントアナライザーをインストールしてみよう。

まずはクアントアナライザーをインストールするところからの方は下記のマニュアルをご覧ください。



第1部:インストール編→Quant Analyzer(クアント アナライザー)

すでにクアントアナライザーをお持ちの方はそのまま先にお進みください。

その前にクアントアナライザーのWhat if(ワットイフ)がどのような機能がご存知ない方は

What ifの説明は動画にて解説しております。

動画、What if の説明【第3部:後編】クアントアナライザー

What if の簡単な説明

What if(ワットイフ)の意味は

「仮に」、「例えば、」や「…したらどうなるだろう」のような意味になります。

なのでこのクアントアナライザー上でのWhat ifの役割は

例えば、

【重要】クアントアナライザーにWhat if のフィルターを追加する方法

クアントアナライザーにWhat ifのフィルターを追加する方法は全て同じとなりますので、この部分はしっかりと抑えて下さい。

流れだけをざっくりと説明

①クアントアナライザーを起ち上げる。

②エディターを起ち上げる。

③コードを貼り付ける。

④再起動する。

となります。

非常にシンプルです。

動画でやり方を覚えたい場合はYOTUUBEへアップします。

クアントアナライザーを起ち上げ、クアントエディターのボタンを押す

クアントアナライザーを起ち上げて、上部にある「QuantEditor」のボタンを押します。

②エディターで新規ファイルを作成する

エディターが起動したら上部にある「New」のボタンをクリックします。

すると新規ファイルを作成するために「Create New」の画面が開きます。

①そこに使用するファイルの名前を入力します。

②What  if に変更します。

③OKを押します。

下図にもありますが、注意点はファイル名の間違わないことです。

ダウンロードしたファイルをコピペする

コードが書かれたファイルが表示されます。

下図でいう①となります。ただこのコードは使用しないので無視して下さい。

②でダウンロードしたファイルを開いて内容をコピーして下さい。

③貼り付けをして、コード内容を全て書き換えて下さい。

コンパイルをする

コピペまで終了したら、画面上部にある

「Compile(コンパイル)」のボタンを押して下さい。

次に下図の②の部分を確認してエラーがことをないようにします。

再起動してみる

最後にQuant AnalyzerとQuant Editorの両方をバツ印で閉じて、Quant Analyzerだけ、起ち上げて下さい。

以上で終了となります。

途中ナンピン用のフィルター

途中ナンピンとは

一言で言うと、

「特定のロットを除外することにより、利益率を上げリスクを下げる方法」です。

詳細は別ページにてどのようにして利益率をあげ、リスクを下げるのか紹介しております。

途中ナンピンの解説ページはこちら

使用するファイル

使用方法

Filter lots lower than ot equal to the threshold
(閾値以下のロットをフィルタリング)

が新規に追加されます。

MiscにSize(サイズ)の項目が出てきますので途中ナンピンしたいロット数を入力。

まずは、What ifの画面では下図のように表示されます。

例えば下図のようなケースでは②のところに0.03と入力した場合は0.03までが除外されます。

名前※こんな方に向いている

これは途中ナンピンをしたい方向けに用意したものになります。

上記でもご説明しましたが詳しくは別ページにてご案内しております。

※コピーツール・ライクネスをご購入された方は特典ページよりこのフィルターはダウンロード可能となります。

参照元URL:https://forex.weller.asia/privelege/#toc18

通貨ペアを選択できるフィルター

特定の通貨ぺアを選択する目的

EAトレードでは1つの通貨ペアだけなく、複数の通貨ペアを使って、バランスを保ちながら損益を調整し、トレードを行うものがあります。
ただその口座で通貨ペア別の損益を知りたいとなった場合毎回、データをダウンロードして、通貨の並び変えをして、損益を計算するのは非常に面倒です。
なので、今回紹介するフィルターを使って、指定の通貨ペアを選択して損益をクアントアナライザー上に表示させることが可能です。

またEAトレーダーだけでなく、裁量トレーダーの方にも向いています。
裁量のトレーダーの方であれば複数の通貨ぺアでトレードしている方は非常に多いです。
その中でトレード日誌を付けていると思いますが、クアントアナライザーでは様々なグラフを使い、
視覚的にトレード内容を表示させてくれるので、別の視点での分析が可能となります。
したがって、EAトレーダーだけなく、裁量トレーダーにとっても便利な機能となります。

使用するファイル

使用方法

下図の通り「Select currency pair」を選択して使用します。

Miscの部分には抽出したい通貨ペアを選択します。

通貨ペアを追加する

オリジナルのファイル(コード)では通貨ペアはメジャー通貨+Gold(XAUUSD)しか入っておりません。

通貨ペアを追加したい場合は、コードの編集を行って下さい。

下図がオリジナルコードです。赤枠の部分に通貨ペア名を追加していきます。

22行目以降に通貨ペアが書かれているのが分かると思うので

そこに追加していきます。
注意点は最終行以外には末尾にカンマ「,」が付くきます。

テキストで解説すると下記の通りです。

【変更前】

      String[] ccyPairList = new String[]{
         "EURUSD",
         "GBPUSD",
         "USDJPY",
         "USDCHF",
         "USDCNH",
         "AUDUSD",
         "NZDUSD",
         "USDCAD",
         "NZDUSD",
         "XAUUSD"
      };
      

【変更後】EURJPYを追加

      String[] ccyPairList = new String[]{
         "EURUSD",
         "GBPUSD",
         "USDJPY",
         "USDCHF",
         "USDCNH",
         "AUDUSD",
         "NZDUSD",
         "USDCAD",
         "NZDUSD",
         "XAUUSD",
         "EURJPY"
      };
      

ファイルを更新、書き換えした場合は必ず、コンパイルをして下さい。

通貨ペアの行を追加したい場合※デフォルトは10

抽出したい通貨ペアが10個以上ある場合は、下図のように14行目にある

10

の数字をお好みの数にしてみて下さい。

※ファイルを更新、書き換えした場合は必ず、コンパイルをして下さい。

五十日(ごとうび)フィルター

こんな方に向いている

突然ですが、
右も左もわからないままEAを稼働させると、ある日大きな損失を被る時があります。
その時に人に言われるのが、

指標の発表日」や「五十日(ごとうび)」は止めないといけないよといわれます。

ただそれがどれだけ本当か感覚的でしかなく、実際に動かなさい場合は、どれくらいの損益が変わるか
検証された方は少ないと思います。

なので、ファワードテストやバックテストの結果を五十日(ごとうび)フィルターにかけ検証してみて下さい。

使用するファイル

使用方法

下図の通り、

「Exclude days at 1 and/or multiples of 5」(1日と5の倍数の日を除外)にチェックをいれ、

外したい五十日(ごとうび)を「ON」にします。

簡単にまとめると、
五十日(ごとうび)にポジションを取得したものは除外されるということになります。

例)
5日にポジションをとって、6日決済した分は注文が5日なので除外されます。

したがって、4日にポジションをとって、5日に決済した場合は除外さません。

4/11更新:五十日(ごとうび)以外の日も除外したい

ユーザー様のご依頼で、五十日(ごとうび)以外の3日や18日も除外したいというお声があったので、五十日(ごとうび)フィルターを少し変更しました。

使用するファイル

使用方法

基本的には五十日(ごとうび)フィルターと同じです。項目が増えただけとなります。

表示は

「Exclude days all days」

とされますが、そちらを選択して下さい。

ポジションの保有時間フィルター

名前※こんな方に向いている

EAトレードでの分析にも使えますが、裁量トレーダーにも非常に便利なフィルターとなります。

FXトレードでよくある話が、トレードの記録をとっていくと、ポジション時間が長いものは損失が多いという話があります。

もちろん、トレードスタイルにもよりますが、損切りが出来なくてダラダラと持ち続けたポジションは結果、損をしている。

これは人間の習性にも関わってきますが、都合の良いことは覚えて、都合の悪いことは忘れる。
プラテンの記憶を覚えていて、損切りが上手く出来ないことは脳みそから消してしまうということです。


ただこのフィルターを使うことで、トレード結果を数値として見直すことが出来ます。

もちろんEAも同様です。こちらもたまに質問があります。

質問者様
質問者様

今使っているEAですが、30分以上のポジションを持つものは毎回赤字のような気がします。

なので、ポジションの取得時間に応じて決済出来るツールがありますか?

というものです。

感覚的なことも大事ですが、まずはこのフィルターを使って過去検証をしてからでも遅くないと思います。

決済系のツールは別ページにまとめおりますので興味のある方がそちらもご確認下さい。

使用するファイル

使用方法

「Filter order having specified duration.」
(指定した時間(期間)でフィルターをかける)

こちらのフィルターを使っていきます。

Miscの部分は

★Exclude lower than(min)
未満を除外(分)
★ Exclude greater than (min)
より大きいを除外 (分)

となり、分(ふん)で入力して下さい。

ただこれだとちょっと分かり難いので、1つのパターンを覚えてみて下さい。

60分以内のものを除外する場合、

「Exclude lower than」に61

「Exclude greater than」に0

を設定します。

このパターンんを覚えれば、120分以内であれば、

「Exclude lower than」に121

「Exclude greater than」に0

となります。

また逆にしたい場合は数字を逆にすれば大丈夫です。

確認方法法は

「①Analyze」「② List of trades」の中にある、

「Time in trade」をみればフィルターがしっかりと機能しているかが確認出来ます。

削除方法

クアンドアナライザーから実装したフィルターを除外する方法はエディターを起ち上げて、

①削除したいファイルを検索

②対象のファイルを選択

③右クリックを押して、「Delete」をクリック

最後に、クアンドアナライザー、エディターを両方閉じれば次回から表示されることはありません。

特典ページ

購入者様用の特典として、クアントアナライザーの日本語訳のページが御座います。

そちらのパスワードをご希望の方は購入が確認出来るスクショをメール若しくはLINEにてご連絡下さいませ。

注意事項

MT4から抽出したデータを使いクアントアナライザーで分析出来ます。

現在サポートしているフォーマットは下記の通りとなります。

私の方で確認したのは、MT4のみとなります。

クアントアナライザーは無料のツールですが、将来的に有料になる可能性も御座います。

なので私の方でもクアントアナライザーを提供しているストラテジークオンツ社に、将来的に有料になる可能性がどれくらいあるかの質問を送ってみました。

下記がストラテジークオンツ社からきた回答メールとなります。

杉原さん、こんにちは。
ご連絡いただきありがとうございます。
QA の無料ライセンスは常に無料 (時間制限なし) ですが、機能が制限されています。 無料版には次の制限があります。
資金管理 – 取引の 30% の結果しか表示できません
エクイティ コントロール – 取引の 30% の結果のみを確認できます
ポートフォリオ マスター – 最大 4 つの戦略に制限
結果の比較 – 最初の 50 回の取引のみに限定
私たちの主要なプロジェクトである StrategyQuant X の状況は異なります。トライアル ライセンスが利用可能です (Professional エディションと比較して機能による制限はありませんが、時間による制限があります – 14 日間)。

上記内容を要約すると、

要約

クアントアナライザーは無料ですよ!

使用期限があるのは別のStrategyQuant X という全く違うソフトウェアです。

ただ無料版(クアントアナライザー)はいくつの制限があります。

それは

1,資金管理 – 取引の 30% の結果しか表示できません
2,エクイティ コントロール – 取引の 30% の結果のみを確認できます
3,ポートフォリオ マスター – 最大 4 つの戦略に制限
4,結果の比較 – 最初の 50 回の取引のみに限定

みたいな感じです。なので大丈夫そうです。

また制限が4つほどありますが、私自身気になったことありませんし、そもそも制限がある機能を使わなくとも十分だと思ってます。

無料版で十分です!

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