MT4(MetaTrader 4)
におけるuninit reason
は、EA(エキスパートアドバイザー)やインジケーターが停止された理由を示す数値です。
以下は、1から9までの各uninit reason
コードの詳細な意味です。
Uninit Reason Codes(1~9の一覧と解説)
0
– 正常終了
EAやインジケーターが正常に停止したことを意味します。何も問題なく終了した場合に記録されます。1
– チャートの閉鎖
EAやインジケーターが実行されていたチャートが閉じられたことによって停止されたことを示します。2
– EAの手動停止
ユーザーが手動でEAやインジケーターを停止した場合に発生します。
例:EAのプロパティ画面から「削除」を選択した場合。3
– 時間枠の変更
チャートの時間足(例:M5からH1など)を変更したときにEAが停止されます。この場合、EAは時間枠変更後に再度初期化されます。4
– チャートの再描画(再読み込み)
チャートの再描画や、同じシンボルの新しいインジケーターの追加により停止された場合に発生します。5
– シンボルの削除
EAやインジケーターで使用していたシンボルが無効になったか、削除された場合に発生します。
例:ブローカーが特定のシンボルを無効にした場合や、シンボル名が変更された場合。6
– マーケットの状態変更
市場が閉鎖された場合、または該当シンボルの取引が一時的に停止したときに発生します。7
– 設定ファイルの変更
EAやインジケーターのパラメーターや設定が変更された場合に発生します。例えば、EAのプロパティを変更したり、パラメータを修正した場合です。8
– EAの再コンパイル
EAやインジケーターが再コンパイルされた(プログラムが再生成された)場合に発生します。コードの修正後にMT4で再び有効にする際に、この理由で停止・再初期化されます。9
– EAやインジケーターのエラー発生
EAやインジケーターの動作中に内部エラーが発生し、停止したことを意味します。
例:プログラムのバグや、取引注文の不具合による停止。
よくみるやつ!Reason 1 – チャートの閉鎖
- 概要: EAやインジケーターが動作しているチャートが閉じられた際に発生します。
- 発生頻度が高い理由:
- ユーザーがチャートを切り替えたり、不要なチャートを閉じたとき。
- プラットフォーム再起動時や、MT4がクラッシュした場合にも発生。
その次によくみるやつ! Reason 3 – 時間枠の変更
- 概要: チャートの時間枠(例:M5からH1など)を変更すると、EAが停止し再初期化されます。
- 発生頻度が高い理由:
- ユーザーが異なる時間枠でトレンドを確認するため、頻繁に時間枠を切り替える。
- 自動売買の際に、異なる時間足でパフォーマンスをチェックするためEAを再起動することが多い。
ライクネスに関係するuninit reason
Uninit Reason 5 – シンボルの削除(Symbol Removed)の詳細解説
Uninit reason 5
は、EA(エキスパートアドバイザー)やインジケーターが使おうとしていたシンボルが無効、または削除された場合に発生します。
これは、MT4でEAやインジケーターを運用する際にしばしば見られるエラーで、特にシンボルの設定やブローカー側の変更が関係する場合に多発します。
Uninit Reason 5 が発生する具体的なケース
- ブローカーがシンボルを無効化する場合
- 一部のシンボルは、ブローカーが特定の時間帯で取引を停止したり、メンテナンスのために無効化することがあります。たとえば、平日終わりや祝日で市場が閉まる前に、
XAUUSD
(金)の取引が一時的に停止されることがあります。 - 無効化されたシンボルでEAが動作しようとすると、EAはそのシンボルでの注文ができないため停止します。
- 一部のシンボルは、ブローカーが特定の時間帯で取引を停止したり、メンテナンスのために無効化することがあります。たとえば、平日終わりや祝日で市場が閉まる前に、
- シンボル名の変更
- ブローカーがシンボル名を変更することがあります。たとえば、
GOLD
からGOLDmicro
のように、異なる取引条件に対応したシンボル名を採用するケースです。 - EAは、事前に設定されたシンボル名に依存して動作するため、正しく設定されていないとEAがエラーを返します。
- ブローカーがシンボル名を変更することがあります。たとえば、
- ブローカーのアカウントタイプによる制限
- ブローカーの異なるアカウントタイプ(例:Standard、Micro、ECN)では、使用できるシンボルが異なる場合があります。たとえば、
GOLDmicro
はMicroアカウント専用で、Standardアカウントでは無効となることがあります。 - このため、EAが他のアカウント用シンボルで動作しようとするとエラーが発生します。
- ブローカーの異なるアカウントタイプ(例:Standard、Micro、ECN)では、使用できるシンボルが異なる場合があります。たとえば、
- 市場の取引時間外
- 市場が閉じている間は、一部のシンボルが一時的に無効となる場合があります。特に、週末や祝日で市場がクローズした場合、EAがそのシンボルに注文を出そうとしてエラーになるケースです。
まとめ
uninit reason
は、EAやインジケーターの停止理由を特定するのに役立つ重要な情報です。エラーの種類に応じて適切な対処が可能になります。
- EA停止時のエラー(例:reason 5, 9)は、シンボルの設定やEAのロジックの見直しが必要です。
- 手動停止や時間枠変更(reason 2, 3)は、仕様上の停止で問題ありません。
これを参考に、発生したuninit reason
の意味を把握することで、
対象方法がわかりません。