【FX】MAM(マム)とPAMM(パム)違いとは?仕組みを解説!

基礎
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まずは基本知識

MAM(マム)とPAMM(パム)はどちらも「マネージドアカウント」と呼ばれる取引方法で使う口座タイプのことで、プロトレーダーなどに資産運用を委託する際に用いられます。
※ここでいうプロトレーダーは自称プロトレーダーや詐欺をしている方も含みます。

MAMとPAMMの定義はある程度ありつつも、MAMなのにPAMMですという方もいますので、そのあたりはあまり詳しく考えないようにして下さい。

それよりはそもそもの用語の意味や仕組みを理解すれば、色々と腑に落ちると思います。

MAMとは【Multi Account Manager(マルチアカウントマネージャー)】の略。

投資家の口座を使ってプロトレーダーが資産運用を行います。

しかしMT4を使ってのMAMを勧誘している方には十分に気を付けて下さい。

結論から言うと現在の日本では資産運用を任せる第三者が「金融商品取引法の投資運用業」として金融庁に登録していなければ、投資家に代わって取引きをすることは違法です。

※参照 金融庁より:https://www.fsa.go.jp/policy/marketentry/guidebook/index.htm

この当たり前のような法律があることを知らずに自分の資産を誰かに任せるということは危険です。

もちろん知った上で、「自己責任」でやる分は国も取り締まるのが難しいとは思います。

さてMT4におけるMAMとPAMMの違いはトレード状況及び履歴が分かるかどうかが、基本的には大きな違いだと思ってます。

コピーツール・ライクネスではコピー元のターミナルの情報そのまま、コピー先へをコピーするのでトレーダ内容が確認出来ない場合はコピー出来ません。

※動画でも解説しております。

MAMはトレードの内容をターミナル上で確認出来るので、基本的にはコピーが可能となります。

PAMMとは【Percentage Allocation Management Module(パーセンテージ アロケーション マネージメント モジュール】

投資家はマスター口座と呼ばれるところに資産を入金し、プロトレーダーはマスター口座の資産を運用します。

イメージ的には保険と思って下さい。

保険会社は沢山の方から保険料ということでお金を徴収します。

その後何をするかというと、預かったお金を運用して利益を上げます。

そして不幸があった人へお金を渡す。

残りは保険会社の利益です。

ようは逆宝くじです。

ただあなたが保険会社にお金を払っていたとしても、その保険会社がどのこ株式や債券を持っているかなどを調べる人はいないと思います。

MT4でやるPAMMも同様です。

お金だけ預けてあとは結果だけ教えて下さいという流れになります。

簡単にまとめてみる

MAMはどの通貨ペアでどれくらいのロットを使い、トレードしているかわかる。

PAMMはどの通貨ペアで、どれくらいのロットをはりトレードしているかわからない。

となります。

MAMやPAMMを使うことのメリット

個人的な意見だけ申すとデメリットしかないように思えます。

MAMやPAMMを勧誘する方々は

「実績のあるトレーダーに資産運用を任せることが出来るので知識がいらない」

「サーバーを別途借りる必要がないのでコストが抑えられる」

「管理は基本的にする必要がないので、トレード時間が無い人でも資産を増やせる。」

などを謳いますが、逆を返せば損した時に

なぜ損したかがわからない

に帰結します。

上記内容でもし私が運用すする場合は、

税金優遇が効く、NISAや

しっかりと裏取りがとれているインデックスファンド(特に海外)

あとは株券や債券などをお勧めします。

MAM・PAMMは結局使うべきか

正直わかりません。

私が使わないというだけで、他の方も使わないという論は説得する内容としては弱すぎます。

結局のところ資産運用というのは競争ではありません。

自分の懐があったかくなればそれでよく、人に自慢するためにやるわけではありません。

もし数年後、数十年後にMAMやPAMMで成功した事例が出てきた時に、誰かのせいにしてもその人の資産が増えることはありません。

強調していいたいのは、自分がなにに投資をしているのかをしっかりと理解することで、誰かを信じては投資は成功しないということです。

補足:ライクネスではMAMはコピー出来るが、PAMMは出来ない

上記で説明した内容の通り、

MAMはトレード内容を確認出来ますので、別の口座へコピーできます。

しかしPAMMはそもそもトレード内容が確認出来ないので、ライクネスを使ってコピーが出来ません。

ただし、MAMやPAMMという言葉を間違って使われることも多いので、まずはライクネスの無料版でコピー出来るかどうか確認してみて下さい。

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