ライクネスをご利用の方から良く頂くご質問ですが、
何個目から途中ナンピンをしたら良いですか?
今日はこれについて色々な記事で部分的には触れてますが、まとめた記事もあっても良いと思い書いてみます。
まずは途中ナンピンの説明は今回説明しますが、どのような考え方が良いかを先にお伝えします。
途中ナンピンは1つの考え方
過去記事、
「優位性がありませんでした( ;∀;)でも勝てるんですか?」
の”編集後記”という見出しがあると思いますが、そちらでも書いてますが、
1つの考えた方として考えて下さい。
実際に、あるナンピンマーチンEAと比較した場合、
「途中からナンピン」した方が、最大DDが下がり、利益が上がることは数値が証明しています。
これは事実としてあります。
その上で、「途中ナンピン」は世の中に沢山あるインジゲーターと同じように考えると分かりやすいです。
詳しくは”編集後記”を読んで頂くして、理屈がないものは採用されませんが、理屈があるから優位にトレードを進めることが出来ます。
まずは、理屈を理解していきましょう。
検証方法は下記記事からご確認下さい。
何個目から途中ナンピンをするのが良いのか?
3つの考え方が出来ます。
1つ目:利益重視
2つ目:リスク重視
3つ目:バランス重視
1つ目:利益重視
破綻覚悟の無駄なロットを削除し、高利益を取りに行く感じです。
キャッシュバックはおまけ程度で、とりあえず運用口座でガンガン利益を取りに行く方法です。
2つ目:リスク重視
FXトレードの勝率がなぜ50%にならないか。
これはスプレットという、手数料がかかるからです。
なので、裁量のトレーダーは無駄なポジションはとらず、狙ったところだけでしっかりと勝負します。
「途中ナンピン」もそうです。
1週間に1回や2回のトレードしかしないナンピンマーチンは興味ない!!
という人も多いかもしれませんが、長い目で見た時には、「1つ目:利益重視」のものより、ストレスが少なく破綻するリスクも同様にかなり低くなります。
3つ目:バランス重視
これは「1つ目:利益重視」と「2つ目:リスク重視」
の間ぐらいで「途中ナンピン」をするということではありません。
ちょくちょく、「途中ナンピン」の位置を変更するということです。
ご存知のように、ナンピンマーチンというのは、相場が荒れる時に大きな利益が出て、そうでない時は大した収益が出来ないので、
月利で○○○%なんてものは不可能です。
なので「途中ナンピン」の特性を生かして、ファンダやテクニカル上、相場が落ち着いていると判断する場合は、
「1つ目:利益重視」の設定で、
荒れると思う時は、
「2つ目:リスク重視」の設定にするとうことです。
一般的に言われるのが、
月末や月初は荒れる。
五十日は荒れる。
指標日は荒れる。
など色々とあると思います。
その他、やらないなどの日もあっても良いと思いますが、いずれにしろこの
「3つ目:バランス重視」
はほったらかしで、勝てると思っている人には向きません。
一歩進んだ検証方法
ここで一旦、ナンピンマーチンEAを使う時になにがまずいか考えてみましょう。
「破綻」
です。
そこからさらに掘り下げていきましょう。
「いつ破綻するか?」
私が思うにこの
「いつ破綻するか?」
をあまり深堀しない方が多いイメージです。
こちらは動画でも紹介してますが、基本的には下図の3パターンに分けられます。
であれば検証といのは、
まずは適当にパラメーターの入力をする。
そしてその
EAがいつ破綻するかの日時を確認
することです。
そしてあとはその日に集中して、どうやったらその日は、
破綻しないか!!
をテストします。
これでその設定やEAは難を逃れられるかどうかの
確認が可能です。
ToNaPiのように様々な設定が出来れば良いですが、
パラメーターの入力の調整が出来ないEAであれば、
あと出来ることは、
「曜日や時間帯を調整」
と
「途中ナンピンを何個目にするか」
となってきます。
そこでもし、避ける事が出来ない場合はそのEAはリスクが高いことを意味します。
もう1つの考え方は、
○○ロットまで来た時は
「損切りをする」
とルールを決めるのもあります。
口座はスプレッドが狭いものがいいに決まってる
FXトレードをする時にスプレッドが狭いものが良いというのは周知の事実ですが、それではなぜ狭い方が良いのか深く考える方は少ないです。
そこに大きく2つの理由があります。
1つ目:スプレッドは業者の手数料
スプレッドはなぜ存在するのか?
それは業者の手数料だからです。
どのブローカーもボランディアでやっているわけではありません。
手数料をあなたから徴収しないと運営は出来ません。
その上で、あなたはFXトレードというマーケットからお金を稼ぐことが出来ます。
これは、物を売る事に似ています。
なにか商品を仕入れをする時に、問屋さんから仕入れをして、お客さんに販売すると思いますが、
この仕入れの値段が安くなればなるほど、他社よりも有利な形で商品を販売出来ます。
ようは、問屋さんから安く仕入れをするという考え方が、スプレッドが狭いところを選ぶということです。
計算上でも、スプレッドが狭いところを使う方が期待値が上がります。
例としてでは、1ロット購入して利益が1000円出たとします。
この時にスプレッドが含まれているので、さらに狭いところを使えば、
1100円の利益になります。
これを10回繰り返したら、
スプレッドが広い方は、1,000円の利益が10回で、
1万円!
一方、
1,100円の利益が10回で
2万円
と1万円の差が付きます。
投資の世界で考えるとこの違いは生死を分けると言ってもよいでしょう。
2つ目:ポジションの取得、決済が有利
まずはポジションの取得について考えてみましょう。
同じタイミングで買いポジションを取得した時に、
スプレッドが狭い方はUSDJPYを100円で1ロットで取得出来る。
一方、広い方、101円で1ロットとなります。
簡単な話ですが、この部分は強く意識して下さい。
VPS料金なども含め色々な出費は抑えて節約しているといっても、
一番出費を抑えないといけないのは実はこの部分ということを!
次に決済を考えてみます。
決済に関してよく聞くのが、
もう少し下がって
(上がって)
くれれば
決済できたのに。。。。。。
こんな経験をした方もおおいのではないでしょうか?
あとは、同じEAを使っていて、
私は決済しました!
私は決済してません( ;∀;)
などのやり取りです。
こう考えるとスプレッドが狭い口座を使っている方が、決済出来ていた確率が高くなるのは自然のことです。
レバレッジの1000倍は高すぎる??
昨今はレバレッジが1000倍は当たり前の傾向がありますが、この恐ろしさも十分に理解しておく必要があります。
単ポジでない以上、レバレッジを意識するのはわかりますが、あくまでもレバレッジは証拠金を沢山使わないためのもので、証拠金が増えているわけではないことをしっかりと理解する必要があります。
ようは、資金管理です。
FXトレーダーは資金管理だけでも勝てるという人が非常に多いです。
それぐらい、
レバレッジに関する考え方はご自身の中ではしっかりと意識して下さい。
長期で考える
色々いっても、EAで一攫千金を稼げたいと思うのであれば、ギャンブルをするしかありません。
しかし投資として考えるのであれば、少なくとも5年は続ける覚悟を持ってやる必要があります。
もう一度いいます、
最低でも5年です。
いまやっている依存系のEAだけで最低5年やっていけるという方はそのままで良いと思いますが、
相場はなにが起こるかわかりません。
投資か投機か
しっかりと理解した上でやる分は自己責任です。
だからこそ、しっかりと勉強していきましょう!
補足1:勉強をしましょう!って抽象的過ぎる!!
今お使いのナンピンマーチンEAがどのタイミングでポジションを取得しているかというのは、ある程度は理解されていると思いますが、全く分からないという方もいらっしゃいます。
以前ユーザーさんからのご質問でどのようにして調べたら良いかというのがあったので、
一例を「ゴールドの記事」を引用しながらお伝えしました。
RSIによるポジションを取得する条件です。
ただそれだと、日中チャートを見る事が出来ない方の場合は、分析はかなり大変というお声もありました。
そんな時に便利なツールが
トレード履歴をチャートに表示【Mi_TradeHistory】
というインジゲーターです。
簡単に説明すると下図のようなチャート状態から
ボタンを押すことで、過去にポジションを取得した場所や、決済したところがわかるものです。
画像引用元:https://youtu.be/WNXGxsQtxV0
その他このツールは、様々な機能が盛り込まれているので気になる方は、詳細ページを確認してみて下さい。
トレード履歴をチャートに表示【Mi_TradeHistory】の詳細はこちら
補足2:複数のデモ口座で検証してみる。
私の記事では徹底してデモ口座を勧めております。
これは悩んでいるうちは、戦略が固まっていないということなので、やらない方が良いです。
よく、
★失敗しないと学べない
★損しないと成長しない
★少額から始めればよい
などの言葉がありますが、それはほんとでしょうか?
損しても良い、お金に余裕がある人は上記のことからスタートしてみて下さい。
ただし、損と分かっているのに、スタートする必要は無いと思います。
もし、上記言葉をかける人たちのポジショントークであれば聞くべきではありません。
トレードするお金はあなたが必死に貯めたものです。
まずは勘違いでも良いので、自分の中で確固たる自信を持てるまではトレードを控えましょう。
デモ口座は無数に作成できます。
パターンAのデモ口座
パターンBのデモ口座
パターンCのデモ口座
パターンDのデモ口座
※これはライクネスだけでなく、ToNaPiでも同様の考え方です。
など複数のパターンでデモ口座を最低でも3か月稼働させてみて下さい。
その3か月で色々と考えて方がかわります。
その間に無駄にするお金は、VPSの料金だけです。
それで沢山のことが学べるはずです。