こちらの記事の続きになります。
前提:急騰急落がいつ起こるかを100%的中させることは不可能です
まずこの急騰急落が良き出来る場合は、素直にポジションをとりましょう。
例えば、ナンピンマーチンEAを使っていると仮定します。
買いポジションが3つあり一気に急落して、ドンドン含み損や追加のポジションを取っていったとします。
その時に、
「急騰急落回避モード」があれば助かった( ;∀;)
とはなりません。
まず1番の理由は、そもそもその急騰急落回避モードで急落がわかる場合は、
売りポジション
をとれば良い話です。
ようは勘違いということになります。
勘違いの原因としては、
結果のチャートみて「急騰急落回避モード」があれば良いと判断しているからです。
チャートを使って解説します。
上図は急騰し、ドンドン価格が上昇しています。
ただし、
時間経過した後のロウソク足を消した場合はどうでしょうか?
判断が出来ません。
重複となりますが、もしこの時点で判断出来るば、ナンピンなどせず、
買いのポジションを入れれば良いだけです。
様々な記事でもお伝えしておりますが、
誤解を恐れずいいます。
ナンピンマーチンは基本的にはチャートを読みません。
※あとでちゃんと言い訳します。
いわゆるマーチンゲル法を使った投資術です。
マーチンゲルに関したは下記動画にて解説しておりますので、ご存知でない方はご視聴下さい。
そして、ナンピンマーチンEAを使う時に、途中でナンピンをストップしてしまうと、
決済が遅くなるとデメリットがあります。
下図の通り、ナンピン幅が広いと、その分決済する多少の下落でも決済できず、さらに追加のポジションを取得します。
詳しい説明は下記の動画やその他の動画でも解説しております。
以上を理解した上で、
それでもポジションを遅らせて追加のナンピンを取りたいという方は読み進めて頂ければと思います。
補足:追加ポジションを遅くすることは悪い事ではない!
なんとなく追加ポジションを遅くすることは、ネガティブな印象を与える説明になったのでちょっと補足します。
ナンピンマーチンやナンピン買いは、数あるFXトレード手法の1つですので、使いこなせれば大きな武器になります。
私自身もこれから紹介するいくつかの方法はよく使います。
したがって、決してネガティブなものではなく、ポジティブなもとの個人的には思っております。
ただし、内容を理解しないで使うと大怪我をする方法ではありますので、現在利用しているナンピンマーチンEAではどのようなタイミングで取得するのが一番良いかを先に決めて稼働させるのがベターです。
【ToNaPiでの方法】
●ATR機能を使う
動画でも説明しておりますが、オシレーターのインジゲーターでもある、ATRというものを使用します。
こちらを使用することで、市場が盛り上がってきたなと思ってタイミングでナンピン幅を少しずつ広くとっていきます。
注意点などは、動画やマニュアルに記入しております。
●ポジション数を限定する。
通常ナンピンマーチンを行う時は、
その設定で過去に最高でいくつのポジションを取得しているか。
そして、いくらの利益が出たか。
この2点はバックテストで必ず確認されると思います。
※PF(プロフィットファクター)だけしか確認していない場合は危険です。
なので例えば、あるナンピンマーチンEAを動かす時に最高でも、14個しかポジションを取らないという結果のものを稼働させる場合は、EAの設定も14個に設定します。
上図では、14個で一旦ストップをかけています。
ようは想定外のチャートの状態が出現したわけとなります。
設定方法は下図の通りです。
あとは様子をみながら、追加でポジションを取得していきます。
たとえば、1日に1個ずつ増やすとかです。
※チャートを読める方は、好きなタイミングですが、読めない方は、同じ時間が良いです。
増やす方法は
「Max Sell Orders(売り注文の個数)」
を14から15に変更するだけです。
そうすることより、破綻確立が一気に下がります。
よくあるのが、バックテストでは14個以内で決済しているデータがあるにも関わらず、
無限ナンピンマーチンする方です。
先ほどのチャートの続きになりますが、
結果論として相場は下降して、助かることができましたが、
無限ナンピンをしてた場合、先に資金がショートし、いわゆる「破綻」となります。
ここでの大事なポイントは、必ず想定外の事が起こるので、その時に対処方法と資金管理が大事ということです。
もちろん、フルレバレッジで稼働させるという考えの方は14個で「破綻」してもよいということなので、おすすめはしませんが、「破綻」も想定内なのでなにも問題ありません。
※特典などの記事でこのあたりは多少説明しております。
※破綻をさせない方が良い理由は「特典:ゴールドの記事」にて紹介しております。
●時間足を長くする。
ToNaPiを稼働させる時は、好きな時間足で稼働させるわけですが、
極端にいうと、
時間足が短ければ、激しくトレードをするとので、リスクも高くなりますが、リターンも大きくなります。
逆に時間足が長ければ、トレード頻度やポジション数は少なくなるので、ローリスク、ローリターンになりがちです。
しかし時間足を長くしておくことで、突然の急騰急落にすぐにポジションをとることはありません。
理由はToNaPiのデフォルト設定では、ロウソク足が確定してから次のポジションを取るからです。
例えば、
ナンピン幅を5pipsにしていたとしても、
利用している時間足が確定しない限り、50pipsでも100pipsでも待ちます。
下図でいくと長いロウソク足に矢印を付けてますが、1分足なので、8.6pipsの上昇です。
一方、1時間足にした場合、矢印の時間足は25.4pipsとなります。
ようは1分足で5pipsのナンピン幅を設定している場合は、5Pipsから10pipsの間で必ずポジションをとり、また1分後のロウソク足でさらにナンピンしますので、
含み損やポジション個数は多いです。
しかし1時間足ならどうでしょう。
1時間に1本しかとらないので、どんなに多くても8時間経過したとしもて、8個しかポジションは取得しません。
●最初のポジションの時間足と次に取得する時間足を変更する
上記の内容と絡んで、ToNaPiの設定では
エントリーするタイミングの時間足と
2個目以降のナンピンは時間枠を変える事ができます。
設定箇所は下図の通りです。
Grid Order Timeframe(Related to One Trade Bar Grid)の部分です。
日本語訳:グリッドオーダーの時間枠(1つのロウソク足のグリッドが関連する)
この部分に 「30Minutes」
※30分
と入力します。
最初のエントリーはMT4で表示している時間足ですが、2個目以降のナンピンは設定してる時間足となります。
下図でいくと、エントリーする時は1分足で頻繁にエントリーしますが、
次のポジションを取得する時は、右側に表示している30分足を参考にします。
※右側の30分足のチャートは特に表示する必要はありませんが、目安となるので表示させていても良いと思います。
ただこちらは直ぐに実践するのではなく、
まずはデモ口座でやってみて下さい。
※ちなみにMT4の都合上、上記の内容ではバックテストは出来ませんので、フォワードテストの検証がメインとなってきます。
【ToNaPi以外の方法】急騰、急落はなぜおこるのか?
ロジックを考える。
ここからはちょっと詳しい説明も入りますので、ロジックの勉強をしたい方のみ読んでみて下さい。
興味ない方はここはスキップして、次の見出しを読んでみて下さい。
投資家の心理や感情
特に大きなニュースなどがなくとも急に相場動くことがあります。
これは市場参加者の恐怖や欲望、不安や期待などの感情が、大きくどちらかに傾いた時に相場に影響を与え、急騰急落がおきます。たとえば、投資家が一斉に売り注文を出すことで市場が急落する場合があります。
また仕手筋と呼ばれる投機家や大口のトレーダーのせいといわれることもあります。
簡単に説明すると、大量のロットを買ったり売ったりして、相場の急騰や急落を引き起こし、この操作によって利益を得ることを狙っています。
※主に株式市場で使われる言葉です。
具体的には仕手筋は価格を上げるために大量の買い注文を出し、市場に需要を作り出します。その後、価格が上がったところで売り抜けて利益を得ることを狙います。逆に価格を下げるために大量の売り注文を出すこともあります。
市場の透明性や公正性に影響を与えるやり方で内容によっては、違法となることもありますが、損して後では一般の投資家である我々色々といっても失ったお金が戻ってくることは絶対にありません。
上記のことから急騰や急落が読めるということは、「破綻を避けれる」ということではなく、
一攫千金のチャンスなので、
「ナンピンをストップする」
ではなく、
注文入れるというのが正しいということになります。
経済指標による急騰急落
例えばゴールドであれば過去の記事でも紹介しておりますが、価格が上がる下がる要因はたくさんあります。
ただそのあたりを1つ1つ勉強することが苦手という方は、
指標発表時は基本的にはポジションをとらないように、自動売買の停止をしたり、シンプルにツールを使って自動でその時間帯の取引をストップすることをお勧めします。
予兆はある!?
急騰は価格が上がること、急落は価格が下がること。
どちらに動くのかを予想することは難しいことと理解して頂いたと思うのですが、ここで、
急騰若しくは、急落が起こりそうな予兆を教えてくれるものがあります。
それがオシレーター系のインジゲーターになります。
オシレーター系のインジケーターは、相場の過熱度や転換点を見つけるためのツールです。相場の価格や取引量に基づいて数値を計算し、グラフや指標として表示します。過買いや過売りの状態を示し、相場の分析やトレードに役立ちます。代表的なものにはRSI、MACD、Stochastic Oscillatorがあります。
ロウソク足の下にあるものがRSIでその下がMACDになります。
このあたりはATRの動画でも軽くふれましたが、相場の過熱度が高くなった時は新規のポジションを取得しないなどの設定したら良いということです。
もちろんデメリットもありますので、そのあたりも十分に理解する必要もありますが、
なにかアイディアがあれば実際に自分でもEAを作ってみましょう。
作る方法は意外と簡単です。
それはToNaPiを利用している方ならお分かりの通り、ロジックが全て公開されているからです。
通常EAは配布する時は、ロジックを公開すると、文句を言われるので公開しません。
内緒にしておくことで、損した時も適当な言い訳が出来ます。
また、ロジックを公開しないのは真似されたくないからと聞くことがありますが、
プログラミングの知識がある方なら既にお分かりだと思います。
手元にソフト(EA)がある以上、ロジックを解読できないわけありません。
少し話がそれましたが、
基本的な知識はToNaPiを使えば誰でも得る事が出来ます。
その上で、オリジナルの
「急騰急落回避モード」
のロジックを自分で考えれば、あとはEA制作会社に伝えるだけで作ってくれます。
シンプルなものだと5万円ぐらい。どんなに高くても20万円以内で作ってくれるのでしょう。
証拠金を20万円から30万円用意して、ロジックがわからないEAを宝くじ感覚で使うぐらいであれば、
しっかりとロジックを理解しているあなたのオリジナルのEAを数十万円で作った方がよっぽと信頼できます。
まずはMT4に標準で装備されているオシレーター系をいまのEAを稼働させつつ、相性が良い物を探してみて下さい。
もちろん、オシレーター系を2つ以上組み合わせて良いですし、
トレード系と組み合わせても良いです。
いずれにしろ、なにか1つMT4に表示させてみましょう。
急騰急落の予兆が見えてくるかもしれません。
ナンピンマーチンEAによる応用の使い方
ナンピンマーチンEAはチャートを読む必要がないと、
誤解しか生まないような表現を上記でしておりますので、その弁解をこれからします。
もしお使いのナンピンマーチンEAが、しっかりとチャートを読み、ナンピン個数が5個以内で終わったり、ポジション取得は頻繁には行わないから優秀!!
というEAであれば、下記の方法を試して下さい。
ここで重要なことは、
相場というのは、
上がるか下がるかです。
ようはAとBです。
したがって、AかBのどちらかの的中率が60%以上であれば、
あとは資金管理をしっかりと行えば
FXトレードはほぼほぼ勝てます。
少し端的過ぎる説明かもしれませんが、この意味をしっかりと理解するためには、
沢山の経験を積み、勉強するしかありません。
教材としては、無料で使える
ToNaPiトライアルがありますので、ぜひこちらで遊んでみて下さい。
そして必ず、
デモ口座でやって下さい!!