EAを使い利殖を考える時に、月利(げつり)はどれぐらいでやれば現実的なのかという質問を受けます。
今回はその問いに対しての私の考えて共有していきたいと思います。
これまでに
資金を大きく減らした事がある人だけでなく、
大きく増えやした方
にもぜひ読んでもらいたいと思います。
根本的な間違い
やっていらっしゃらない方はいないと思いますが、
必ず使用したEAのバックテストは必ず行って下さい。
これは誰かが取ったものではなく、ご自身で取ったものです。
その上で話を進めていきす。
例として、
証拠金は10万円で、
3つのポイントだけをみていきます。
1年間の検証
最大DDが20%
利益が15万円まで増えた。
このケースでいけば、
月の利益額ば、
4166円です。
※5万円の利益を12ヶ月で割ったものです。
月利にすると、4.1%となります。
ではここで別の考え方をしてみます。
最大DDが20%なので、証拠金は半分の5万円でスタートします。
単純に考えた場合、収益は倍になるので、
月の利益額は8332円となり、
8.3%の月利になります。
既にお気づきの方も多いと思いますが、
原則はリスクを高くとれば、リターンは大きく、
リターンが低い場合は、リスクも低いということです。
バックテストで月利を良くする方法は様々あります。
●検証期間を短く、長くする。
●最大DDギリギリの証拠金でテストをする。
など様々です。
なのでここで気づくことはトレードの原則である、
リスクを高くとれば、リターンは大きく、
リターンが低い場合は、リスクも低いということです。
これはあくまでも、
原則
ですのでこれを抑えた上で、どのようなトレードをしたいかを考えていき事が重要です。
月利で考えない
1つのEAを利用してどれくらいの月利が出せるとかというのは、正しくないというのが私の考えです。
すべてのEAに当てはまることですが、良い時もあれば悪い時もあります。
市場にフィットしている時は収益性が高く、悪いと収益性も悪くなり、時としてマイナスにもなります。
大事なことは長い目で見た時に、プラスになっていることです。
時間軸とは非常に曖昧なもので、
1ヵ月や1週間というのは、あくまでも我々が意識しているだけ、市場そんなものは気にしません。
利益を取れるときは、しっかりと利益を取りに行き、いま不安定と判断した時は相場が離れるのがトレードの基本です。
今月はEAでの収益が少ないからといって、焦ったり、少ないという考えになった場合は、
危険信号が出ていると思ってください。
重要なことは、なぜ少ないかが理解出来ることです。
気にするべきはココ!
まずはどのようなEAを使っているか知ることが大事です。
それはトレード内容です。
トレンドフォロー型もあれば逆張り、そして朝スキャなど星の数ほど手法はあります。
これに加え、ベッティング方法もナンピン型もあれば、ドテンするやり方、リスクリワードの比率など、こちらも様々です。
まずは使用しているEAがどのようなものかを理解する必要があります。
その上、
どこまでリスクをとるか!
です。
さまざまなEAが世の中にはありますが、
なにもしなくとも半永久的に利益を出し続けるEAは存在しません。
これは歴史が証明しています!
常にFX市場は予想出来ない動きをします。
その中で上手く波にのり、リスク管理が出来る人だけがFX市場での勝者になっている事実はいまも昔もかわりません。
まとめ
EAを使って利殖を考える場合は、月利を重要視することはお勧めしません。
理由は、
月利がそんなに高くないから、リスクはそんなにとってないEAかもしれない
という考え方になるからです。
確認するところはそこではありません。
どのようなトレード方法で利殖を考えいるのか!
そして、どこまでリスクを取ろうとしているのか!
バックテストの結果や投資手法だけでEAを選んでしまうことが、本当は間違っていると知っている方は多いと思います。
ただ人は依存することや、なにかを信じる事が楽だからついつい、
「信じる」
という都合の良い解釈をし、依存してしまいます。
では依存しないためにどうするかというのと、
自分が検証したり調べた結果を信じるということです。
こう考えると月利の重要性がそもそもEAを扱う中で間違っていることに気づきます。
最後に私がお伝えしたいことは、
デモ口座を使い、フォワードテストも必ずご自身で行って下さい。
この理由は上記でもお伝えした通り、
どのようなトレードをするEAなのかを確認するためです。
すでに、EAの開発者がEAのフォワードを公開しているからといってすぐに、リアルマネーを入れてやるのは
危険
です。
トレードに必要なのもは証拠金です。
これがないとスタートが出来ません。
まずはご自身でEAの中身を精査し、
これだったら
損しても
納得できる!
というまではデモ口座で毎日確認、もしくは土日だけでも良いので確認作業を行って下さい。
期間は半年以上をお勧めします。
焦る気持ちは十分にわかります。
でも、我慢です。
理由は別記事
デモ口座のすゝめ
にて紹介しておりますので、併せて読んでみて下さい。
最後に、これは特典に書いてることですが、
個人トレーダーの強みは利益に目標を持たなくて良い事です。
プロのファンドマネージャーや専業の方であれば、トレードをしないとお金がどんどん減っていきますが、兼業の方であれば
「やらない」
という選択肢を持つことが出来ます。
トレードはいつでも始めることは出来ますので、焦らずまずはデモ口座から!
無料EA
ライクネスやToNaPiは無料版がございます。
まずはそちらをデモ口座で稼働させてください。
ツールを利用することであなたがやりたいトレードが明確に理解が出来ます。
重複となりますが、必ずデモ口座で試してみて下さい。
またToNaPiに関してビジユアルモードを使うことで、数年分のシミュレーションを直ぐにすることが出来ます。
大事な大事な資産でも、慣れるまでは1円も使う必要はありません。
主観や誰かが用意したデータや口コミなどを信じて数万円を失わず、ご自身で確認した客観的な意見に加えデータで判断するようにして下さい。
必要なものVPS料金だけです。
そのあたりの考え方も別記事に記載しております。